愛良「わかってくれた? それじゃ、ズボン脱いで」
………………………………………わかったつもりだけど、やっぱりそこに来るのか……。
愛良「ほら。さっさと早く」
愛良「それとも脱がして欲しい?」
数馬「いえ、自分で脱ぎます……」
……しっかり勃ってしまうんだよなあ。情けないぞ、僕の下半身。
この調子じゃ、いくら僕が頭で嫌がっても、身体の方だけで春菜姉ちゃんや秋保姉ちゃんとセックスさせられるかも………。
現に、この間、危なく秋保姉ちゃんとしちゃうところだったわけだし……。
愛良「ほら。なにボーッとしているの?」
愛良「それとも、まずそうやって、女の子に見せないと盛り上がらないとか、そういう性癖?」
数馬「い、いえ、そんなんじゃありません。大丈夫です大丈夫です」
数馬「そ、それでは失礼しまして……」
 
 
数馬「んっ……」
愛良「ふ〜〜ん」
な、なんか身を乗り出してきてますが。
数馬「あ……あの、所長……」
愛良「見てるとやりにくい?」
数馬「え……いえ……」
……まあ、やることは同じなわけですが。
愛良「私も本物をここまで間近に見るのは、数馬のケースしかないし、ゆっくり観察してみたいのよ」
数馬「は、はあ……、そ、それはわかりますが」
愛良「……ホントに、奇妙な格好をしているわね」
数馬「そうですか? …………自分でもなんだかエイリアンみたいだなと思わないこともないですけど」
愛良「まあ、女性器もかなり奇妙でグロテスクな形だとは思うけど」
数馬「女、女性器ですか……」
愛良「見たこと無いの?」
数馬「な、な、ないですよ。当たり前じゃないですか」
愛良「そう? それじゃ……」
数馬「うわっ! い、い、いいです! 所長! いいですから脱いだりしないで!」
 
 
愛良「脱いだりしないわよ。医療用の写真資料を見せてあげようと思ったんだけど」
数馬「あ、そ、そうですか……。ふう。なんかびっくりしちゃいました。大丈夫です、そういう直接的なものがなくても」
 
 
愛良「そう。じゃあ、がんばって出して見せて」
数馬「は、はい……」
数馬「んっんっ」
と、と、とりあえず、握って、前後にしこって……と。
 
 
愛良「手伝ってあげようか?」
数馬「い……、い……いや、け……結構……です」
愛良「なんで? 遠慮しなくていいのよ」
数馬「なんでって……そ、その……なんとなく」
だって、なんか『お願いします』なんて言ったが最後、身体中に電極をつなげられ、快感中枢を刺激されて、射精させられそうだもんなあ、この部屋の様子では。
『ラヴ・マシーン』とか『セクサベッド』とか呼ばれる機械が登場してきて、縛り付けられ、強制的に昇天させられちゃう……って展開があり得そうだ。
マジックハンドで押さえつけられ、電極をつけられ、いろんなところを刺激されて、機械的に昇天、射精…………ぶるぶるぶる。
ちゃんと所長が、手とか口とか足とかでやってくれるんなら、まだ、手伝ってもらってもいいんだけど……。
いや、なにを考えているんだ、数馬。それはそれで、道義的にまずいんじゃないか。やっぱり。
それより自分自身の手で、所長の顔をオカヅに自慰した方が、安全でかつ、よっぽど幸せに浸れそうだ。
 
 
愛良『んふ……、数馬……』
そうそう、こんな感じ。
愛良『数馬……お口でしてあげようか……?』
そ……そうですね。お願いいたします、妄想の所長。
愛良『んっ……んちゅ……ふふふふ……』
ああっ、しょ、所長の小さなお口が! お口が僕のモノを咥えてる! 刺激してる! 舌が絡みつく!!
柔らかくて清楚なお口が、僕のコレを咥えて、いやらしい音を立てながら舐めているんだ。
愛良『ン……ん……、こんなに固くしてしまって……かわいいわよ、数馬』
愛良「………………………………………」
愛良『ンふ……ン、ちゅぱっ……うふふ……ここは感じる?』
ああっ、か、感じます、感じます! 所長の舌が、僕のカリ下を舐めて……ああ、そ、そんなスジのところまで!
所長の舌使いも、唇の感触も……みんな刺激的で、くらくらくる。僕のモノがジンジンと痺れて、限界を超えて太く固くなろうとしているようだ。
愛良『固くて、立派ね……ふふふふ、かわいい…。ン……む……』
ああ、上目遣いで見ないでください、所長! その潤んだ瞳だけで、僕は、僕は、僕は〜〜!
愛良『ン……、あん……またヒクって動いた……うふふふ』
愛良「………………………………………ふ〜〜ん」
唇全体を使って、僕のモノをさらにさらに熱く擦りあげる……。
ねっとりとした所長の舌が、僕の敏感なところに絡みついて這い回って……僕のモノを挑発しているんだ。早く精液を出してごらんなさいって。
愛良『ん……ンちゅっ……ちゅぱっ……、ン、ン……ん……ぐ……んく……んく』
ああっ、す、ステキです、所長……、しょ、所長のためだったら、たくさん射精できます……。
ああ、所長のステキな口の中に、僕の熱い液体をぶちまけたい……思いっきり!
うおおお、しょちょ〜〜〜っ、所長、かわいいよ所長。
あっ、あっ、ぼ、ぼ、僕はもう……しょ……しょ……。
 
 
愛良「数馬」
数馬「は、は、はいっ!」
愛良「ひょっとして、私をオカヅにしているの?」
数馬「あわっ! あわわわわ……」
愛良「ふふふふ。光栄ね」
 
 
ちょん。
数馬「ひぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
愛良「ふふふ、震えているわね。かわいいわ」
数馬「しょ、しょ、所長、し、し、刺激しないでください!」
愛良「なんで? 早くイけるでしょ?」
数馬「そ、そ、そ……それはそうですけど……」
数馬「もったいないじゃないですか……」
と、小声でしか言えない弱気な僕。
愛良「……なにか言った?」
数馬「い、いえ、な〜〜んにも」
だって、所長の生顔見て、それでオナヌーできるなんて! こんなチャンス、滅多にないっ!
そう簡単にイってたまるか!
愛良「へえ〜え。ひまわりじゃないけど、これ、おもしろいわね」
数馬「ひっ!」
愛良「ふふっ、ぴくんって動いたわ」
数馬「そ、そこ、すっごく感じるんですから……、そ、その、やめてください」
愛良「感じるんならいいじゃないの」
数馬「感じるといっても……あんっ! ひうう〜〜、ご、拷問です、それ」
愛良「どんな風に感じるの? 説明してくれない?」
数馬「まるで電撃のような刺激が……鋭い快感って言うべきか……それがズキンと、アソコを……あんっ!」
愛良「こんなふう?」
数馬「そ、そうです、それが……ボクのアソコを熱く焼き尽くすように……同時に頭の中が真っ白な火花が散ったようになって……」
数馬「それで、アソコがずきん! と大きく脈打つんです。ウズウズと疼きながら、動かずにはいられなくなるんですよ……」
や、やだな、か、顔が熱く火照って来ちゃったぞ……、それどころか、か、身体全体が熱くなって来ちゃった……。
愛良「あら、先のところに、液体がにじみ出ているわねえ。これがカウパー氏腺液ね?」
そして所長が指先で、その粘液を撫でとる。当然僕の、尿道を刺激するわけで。
愛良「ヌルヌルするわ……」
数馬「ひうっ! あっ、ああんっ! 」
愛良「うふふふ。かわいい……。見られていると、もっと興奮するみたいね」
お、オナヌーでこんなに興奮したの、初めてだ……、な、なんか、頭の中とアソコの先端が、ぼ〜〜〜っと熱く煮立っているようで……ああっ、ああ〜〜っ!
数馬「い、いいっ、あっ!」
愛良「ふうん。熱くて痛いみたいだけど、同時に気持ちいい……ってこと?」
所長が僕の目を、正面から見る。そして一言。
愛良「……ひょっとして、数馬って、マゾ?」
数馬「そ、そんなこと……、あひっ! ひあああっ! ああっ! さ、さ、触んないでくださいっ!!」
好奇心からイタズラ心にチェンジしたらしい所長が、僕のモノをいじりまくる。
愛良「ふふふふ。おもしろ〜い」
愛良「くりくりくり」
数馬「ひううっ!」
僕は身体を仰け反らせ、イスの上でのたうち回る。
愛良「くりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくり」
数馬「ひああああああああああああああっ!」
愛良「くりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくりくり」
ああっ、だ、ダメだ、しょ、所長のその表情が、小悪魔のように魅惑的でいたづらなその目が、口元が、あああああああああああああああああああっ!!!
愛良「ん……?」
うわああああああああああっ、そ、その顔は反則だあああ〜っ!
愛良「きゃっ!」
 
 
数馬「あ………………………………………………………………………」
愛良「や〜〜〜ん」
数馬「あああっ、しょ、所長!」
愛良「あん……っ、もう〜〜!!」
 
 
数馬「す、す、済みません、所長」
愛良「ダメじゃない、数馬。ちゃんとイくときには言ってくれなきゃ。容器を用意できなかったわ」
数馬「ご……、ごめんなさい……」
愛良「まあ、私も調子に乗っていじりすぎたか。しょうがないわね」
愛良「この拭き取ったティッシュからでも、なんとかとれるでしょ」
数馬「は、はあ……。済みませんです……」
愛良「とりあえず採取は終わったわ。私はこのサンプルを保存処理するから、数馬は先に上に戻ってて」
数馬「は、はあ……、わかりました」
愛良「数馬……」
数馬「はい?」
 
 
愛良「気持ちよかった?」
数馬「は、はい、とっても。はははは……」
乾いた笑いしか出てこないや。



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