むつみ
「ど……、どうで……すか……」
数馬
「ああ、やっぱりむつみさんに似合うな。むつみさん向けのデザインだよ」
むつみ
「そ……、そうですか……?」
小町
「すご〜〜い!」
志津香
「素敵です、むつみさん……。特に胸が」
数馬
「うん、なんかはち切れそうだよね。すごい胸が強調されている……」
数馬
「……つーか、キツいんじゃないの? あれ」
小町
「か、かわいい」
むつみ
「か、かわいいです……か……」
小町
「うん、かわいい!」
う〜〜ん、女の子はなんでも『かわいい』って形容詞使うよな。
確かに似合ってて、なおかつステキに見えると思うんだが、かわいいというより……『大人っぽい』?
いや、むつみさんは子供じゃないから、大人っぽいって表現はどうなんだ……?
愛良
「似合うじゃないの、むつみ」
愛良
「むつみはもうちょっとおしゃれに気を遣ったらいいのよ。素材は悪くないんだから」
志津香
「そうですよ。人ごとながらもったいないです」
むつみ
「でも、ちょうどいいサイズがなくって……」
むつみ
「胸に合わせると、なんか、デザインも限定されちゃうんですよね」
数馬
「ふうん。そういうもんなんだ……。色々と不便だね」
小町
「今度、その服でデートしましょ」
むつみ
「は、はい……」
数馬
「あ……れ? なんか、笑顔が強ばっているみたいだけど?」
愛良
「どうしたの、むつみ? お腹でも痛い?」
むつみ
「ち……違います……そ、そうじゃなくって……」
志津香
「アレ……、今ヘンな音がしませんでしたか?」
むつみ
「きゃあっ!」
数馬
「うわああ」
志津香
「きゃっ!」
むつみ
「いやああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んん!!」
数馬
「………………………………………」
小町
「………………………………………」
志津香
「………………………………………」
愛良
「………………………………………」
小町
「す……、すごい巨乳……」
志津香
「ボ……ボタンのかがり糸を引きちぎるとは……」
数馬
「なんてすごい乳圧だ……」
志津香
「……乳圧ってなんですか?」
数馬
「今、僕が作った言葉」
志津香
「………………………………」
愛良
「…………さ………、さすがに……びっくりしたわ」
小町
「さすがに、勝てないな〜」
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